バラ色の人生日記

卓球おやじの日記 (フェイク・ダイアリー)

2018-01-01から1年間の記事一覧

第一章 総体後 番外編

受験勉強まっしぐらに待ったをかけたのが野球部です。 地区予選で勝てるはずもない大規模校に勝って全県出場となったのです。 当然全校応援です。 これはこれで楽しかったですね。 全校300人が一個の白球を追っている。 なかなか出来ない経験です。 で、…

第一章 総体後

ここからは後で知った話ですが・・・・。 1年生に双子の男の兄弟が入ってました。 お兄さんの方は後に息子たちの師匠となって全県三冠(優勝旗が10本位あった)に貢献してくれました。 弟さんの姉妹は小学校から下の子の良き練習相手となってくれました。…

第一章 最後の総体

総体は淡々と終わりました。 温情派の監督は最後には3年生を全員使いました。 所詮勝負しても勝ち目はなかったですから。 2年半の結果がこんなんかとも思いましたが、注いだエネルギーを考えると妥当なリターンですね。 後はお別れ会もなく、卒業アルバム…

第一章 三年生

一年生の2学期からクラス替えもなく無事に3年生となりました。 強烈なのは新しい担任の先生。 なにしろ、自動車学校の教官と喧嘩して、学校を中退したくらいですから。 なぜか先生とは縁があって、飲み屋で会ったりこのあいだも薬やで会ったりしました。 …

第一章 中間報告

2年生の新人戦が終わってからは、練習試合と合宿があった位で何もありません。 1年生も私たちのカーボンコピーでして、「出る杭」もなく淡々と練習してました。 まぁしいて言えば、強い奴は更に強く、弱い奴はそのままってとこでしょうか。 レギュラーも固…

第一章 いちお

「いちお」の名前の由来を書くのを忘れてました。 入学当時、監督は卒業したばかりの姉の監督でもありました。 姉は「いちこ」と言って、私を呼ぶ時に間違っていちこと呼ぶ事がしばしば。 そのうちにわたしの名前を忘れて、いちこの男だから「いちお」と呼ば…

第一章 合宿 2

静寂な夜事件は起こりました。 間違ったか寝ぼけたか理科室に迷い込んだ子が消火器を倒して一面真っ白にしてしまったんです。 もう大騒ぎで、みんなで雑巾かけ。 犯人は目が痛いというので、監督がタクシーを呼んで病院へ行きました。 ほどなく無事に帰って…

第一章 合宿 1

こんなんでしたが、教師としての情熱がそうさせるのか、監督は強化合宿をすると言いだしたのです。 遠征だけであの体たらくです。 何があってもおかしくありませんし。 でも、体育館を占領しての練習は気持ちよかったですね~ 食事は家庭科室で作って、風呂…

第1章 練習試合 4

もうひとつの遠征は隣村のD中学校。 スポ小がさかんなところなので、けっこう強いです。 で、またまた事件が起こりました。 さんざん負けてバイク先導の2列で帰る途中橋の手前から仲間が一人川に自転車ごと落ちたのです。 5メートルは落下したと思いますが…

第1章 練習試合 3

で、そこでは「お約束」の事件が発生しました。 団体戦をやってた時なんですが、一部の選手がベンチから隣で練習している女子バレー部をちらみしてたのです。 そう、応援もしないで「紺野ぶるま」や「揺れる胸元」を見てたわけです。 監督が満を持しての練習…

第1章 練習試合 2

初めて行った遠征は隣町のR中学校。 実力的にはちょっと上くらいでちょうどいい感じ。 そこには小ぶとりのライバルH君が居るので対戦を楽しみにしておりました。 ランダムの個人戦で対戦できたのですが、途中スコアが間違ってると思って審判に文句つけてしま…

第一章 練習試合 1

新人戦が終わった後になって、学年的に他校と対等となりました。 こうなると、一年間我慢したアドバンテージが生きるはず。 監督もいよいよ本腰を入れてきました。 という訳で練習試合となるのですが、体育館の事もあるし、実力もないので遠征となってしまい…

第1章 話題休閑

序章でも書きましたが、私の中学校生活は、卓球・洋楽・F1が3本柱でした。 ブログに音楽を貼りつけているのも思い出がリンクしてるからです。 あの頃なりたかった職業はF1のメカニックかカーデザイナーです。 こうして書いてるにもかかわらず卓球の存在は薄…

第1章 骨折

寒い冬の体育館だったでしょうか、体育の授業でバレーをしててトスを上げた時、親指に激痛が走りました。 捻挫でもしたのかと思い、医者に行ったらみごとに親指の骨にひびが入ってました。 とは言え大した治療もなくシップするだけ。 練習もラケットを持たな…

第1章 匂いフェチ

男も9人集まれば変な奴が一人か二人はいるものです。 新しいラバーを貼ると必ず匂いをかがせてくれと言うんです。 そいつは、嗅ぎ終わると麻薬を吸った後の人みたいに恍惚となりました。 面白そうなので、私も嗅ぎました。 う~ん、確か変な匂いですが、私…

第1章 部室

剣道場の下に空間があってそこに部室ができました。 工事のおっちゃんが好意で作ってくれたと思える簡単なものでした。 物置みたいなのをベニヤ板で仕切っただけの3畳ほどの部屋です。 ドアもなければ上もすかすか。 奥の方が女子なんですが、当然女子は男…

第1章 新人戦 その後

大会が終わって、次の目標は次年の新人戦です。 新一年生で凄いやつが入ればいいのですが、そのあてもなく、総体もこの新人戦の勢力図で動くはず。 一年生のみのチームに練習試合してくれるはずもなく、ただただ淡々と練習するのみです。 監督は練習にたまに…

第1章 新人戦 3

2個目はダブルスで起きました。 負けは覚悟でしたが、なんとかいい所を見せてくれと願うばかりでした。 現実は厳しく21点ゲームにもかかわらず1点も取れずに終盤となりました。 そこで奇跡が起きて1点取れたのです。 ベンチは勝った様な大騒ぎです。 当…

第1章 新人戦 2

それまで公式戦はおろか、練習試合もしたことがない状態での新人戦です。 なにもかもがとまどうばかり。 卓球はてんで知らないけど、監督は大会慣れしてて、改めて尊敬してしまいました。 みんな緊張のかたまりでしたね。 そんな中、優勝候補のO校との団体戦…

第1章 新人戦

さて、いよいよ新人戦です。 場所は市内で一番のマンモス校の体育館。 いや、市内というより県で一番を争う巨大校の体育館です。 とは言ってもそこは公立中学校の体育館。 保護者が観戦するスペースもなく、お昼もコートわきで食べてました。 新人戦ですが、…

第1章 ランキング戦

いよいよ新人戦に向けて、校内ランキング戦が始まりました。 9人の総当たりで団体6人のメンバーを決めます。 ただ6人に入ればいいというものでもなく、その順位も微妙でせめて3位までには入って確実に試合に出たいところです。 と言っても、今更どうあが…

第1章 キャプテン選出

上級生が居なかったので1年生からキャプテンが選ばれました。 監督が決めたのですが、皆も彼しかないだろうみたいな満場一致でした。 そう、卓球が上手で頭も良く何やっても器用にこなすやつです。 マンガなんかでは中学の部活のキャプテンなんて下級生の女…

第1章 当時の実力

非常に内容の薄い練習ながら半年が過ぎました。 当時の私は、サーブはとりあえず100%間違わないで出せる状態です。 スマッシュも浮いた球を叩くだけでしたが打てました。 しかしドライブが出来ない。 戦型が「ペンドラ」にもかかわらずです。 結局ドライ…

第1章 男女関係 2

なにしろ卓球やっててもてたやつなんで聞いたことない。 むしろみんな「黒歴史」として封印してる人の方が多いのではないだろうか。 私も胸張って「明日は卓球の試合なんで・・・」言えたのは最近の事だし。 でも中学校で一個だけエロい思い出があります。 …

第1章 男女関係

女子の2年生は残っていたので、新体育館での卓球部は総勢20人くらいだったと思います。 そろそろみんな色気づく年頃ではありましたが、どんくさい男子と田舎くさい女子でしたから、「男女関係のもつれ」とかは発生しませんでした。 まぁ普通に仲良かった…

第1章 新体育館

体育館は予定より早くできて、新人戦には間に合いました。 で、全県常連の剣道部だけはサブ体育館を作ってもらって、でも卓球部には当然そんなのありません。 一つの体育館で女子バレー・バスケ・男女卓球が一緒に練習する事になりました。 弱小卓球部は文字…

第1章 卓球用語について 2

例えば女子中学生が 「このいぼの高さが絶妙にいい!」とか 「このゴムのざらざらって私に合うんだよね」 てな事言ってたらセレブな教育ママなら泡吹いて卒倒しますよね。 そんな変な会話が成り立ってました。 で、のりなんて本当に図工で使う糊使ってたし、…

第1章 卓球用語について

前にも書きましたが、当時卓球についての情報を得るすべは全くなく、用語も先輩からの「言い伝え」でした。 そんなんで、今とはちょっと違う言語を使ってましたね。 例えば・・・・ ボール=球 ラケット=へら ラバー=ゴム 粒=いぼ 粒高=存在しなかった …

第1章 新校舎

2学期が始まって、待ちに待った新校舎。 なにもかも新しい(机は買えなかった)ものばかり。 しかし社会というものは、そんなに甘くなかった。 なんと体育館の完成が遅れて2学期の終わりごろまで使えないというんです。 当然、全校集会も校舎の中で一番長…

第1章 新チーム

俄然気合いが入ったのが1年生です。 なにしろ部員が一気に半分以下になって、練習出来るチャンスが増えたのですから。 それに、団体戦は6人なので、ちょっと頑張れば新人戦からレギュラーを取れます。 「棚からぼたもち」ってこの事を言うんですね。 浮足…