第1章 部室
剣道場の下に空間があってそこに部室ができました。
工事のおっちゃんが好意で作ってくれたと思える簡単なものでした。
物置みたいなのをベニヤ板で仕切っただけの3畳ほどの部屋です。
ドアもなければ上もすかすか。
奥の方が女子なんですが、当然女子は男子の部室の前を通らなくてはいけません。
で、なぜか女子は「キャー」と言いながら男子の部室の前を駆け抜けるのです。
多分、臭いのと男子の着替えが丸見えだったからかと思います。
女の子が「キャー」と言うのは会社のおやじ達が咳しながら部屋に入ってくるのと同じですね。
自分達が入ってくるって教えてくれてるんだと思います。
で、この部室でもあるゲームが流行りました。
着替えてる途中でいきなりパンツを下げるんです。
私もやられました・・・・。
Anita Ward - "Ring My Bell" 1979
最初は「私の部屋のベルを鳴らして」という意味だと思ってましたが、実は隠語でとんでもない意味だったんです。
これ以上は書けません。
もし女の子にこの言葉を言われたら、あなたは朝、黄色い太陽を見ることになるでしょう。