序章でも書きましたが、私の中学校生活は、卓球・洋楽・F1が３本柱でした。 ブログに音楽を貼りつけているのも思い出がリンクしてるからです。 あの頃なりたかった職業はF1のメカニックかカーデザイナーです。 こうして書いてるにもかかわらず卓球の存在は薄…

寒い冬の体育館だったでしょうか、体育の授業でバレーをしててトスを上げた時、親指に激痛が走りました。 捻挫でもしたのかと思い、医者に行ったらみごとに親指の骨にひびが入ってました。 とは言え大した治療もなくシップするだけ。 練習もラケットを持たな…

男も９人集まれば変な奴が一人か二人はいるものです。 新しいラバーを貼ると必ず匂いをかがせてくれと言うんです。 そいつは、嗅ぎ終わると麻薬を吸った後の人みたいに恍惚となりました。 面白そうなので、私も嗅ぎました。 う～ん、確か変な匂いですが、私…

剣道場の下に空間があってそこに部室ができました。 工事のおっちゃんが好意で作ってくれたと思える簡単なものでした。 物置みたいなのをベニヤ板で仕切っただけの３畳ほどの部屋です。 ドアもなければ上もすかすか。 奥の方が女子なんですが、当然女子は男…

大会が終わって、次の目標は次年の新人戦です。 新一年生で凄いやつが入ればいいのですが、そのあてもなく、総体もこの新人戦の勢力図で動くはず。 一年生のみのチームに練習試合してくれるはずもなく、ただただ淡々と練習するのみです。 監督は練習にたまに…

２個目はダブルスで起きました。 負けは覚悟でしたが、なんとかいい所を見せてくれと願うばかりでした。 現実は厳しく２１点ゲームにもかかわらず１点も取れずに終盤となりました。 そこで奇跡が起きて１点取れたのです。 ベンチは勝った様な大騒ぎです。 当…

それまで公式戦はおろか、練習試合もしたことがない状態での新人戦です。 なにもかもがとまどうばかり。 卓球はてんで知らないけど、監督は大会慣れしてて、改めて尊敬してしまいました。 みんな緊張のかたまりでしたね。 そんな中、優勝候補のO校との団体戦…

さて、いよいよ新人戦です。 場所は市内で一番のマンモス校の体育館。 いや、市内というより県で一番を争う巨大校の体育館です。 とは言ってもそこは公立中学校の体育館。 保護者が観戦するスペースもなく、お昼もコートわきで食べてました。 新人戦ですが、…

いよいよ新人戦に向けて、校内ランキング戦が始まりました。 ９人の総当たりで団体６人のメンバーを決めます。 ただ６人に入ればいいというものでもなく、その順位も微妙でせめて３位までには入って確実に試合に出たいところです。 と言っても、今更どうあが…

上級生が居なかったので１年生からキャプテンが選ばれました。 監督が決めたのですが、皆も彼しかないだろうみたいな満場一致でした。 そう、卓球が上手で頭も良く何やっても器用にこなすやつです。 マンガなんかでは中学の部活のキャプテンなんて下級生の女…

非常に内容の薄い練習ながら半年が過ぎました。 当時の私は、サーブはとりあえず１００％間違わないで出せる状態です。 スマッシュも浮いた球を叩くだけでしたが打てました。 しかしドライブが出来ない。 戦型が「ペンドラ」にもかかわらずです。 結局ドライ…

なにしろ卓球やっててもてたやつなんで聞いたことない。 むしろみんな「黒歴史」として封印してる人の方が多いのではないだろうか。 私も胸張って「明日は卓球の試合なんで・・・」言えたのは最近の事だし。 でも中学校で一個だけエロい思い出があります。 …

女子の２年生は残っていたので、新体育館での卓球部は総勢２０人くらいだったと思います。 そろそろみんな色気づく年頃ではありましたが、どんくさい男子と田舎くさい女子でしたから、「男女関係のもつれ」とかは発生しませんでした。 まぁ普通に仲良かった…

体育館は予定より早くできて、新人戦には間に合いました。 で、全県常連の剣道部だけはサブ体育館を作ってもらって、でも卓球部には当然そんなのありません。 一つの体育館で女子バレー・バスケ・男女卓球が一緒に練習する事になりました。 弱小卓球部は文字…

例えば女子中学生が 「このいぼの高さが絶妙にいい！」とか 「このゴムのざらざらって私に合うんだよね」 てな事言ってたらセレブな教育ママなら泡吹いて卒倒しますよね。 そんな変な会話が成り立ってました。 で、のりなんて本当に図工で使う糊使ってたし、…

前にも書きましたが、当時卓球についての情報を得るすべは全くなく、用語も先輩からの「言い伝え」でした。 そんなんで、今とはちょっと違う言語を使ってましたね。 例えば・・・・ ボール＝球 ラケット＝へら ラバー＝ゴム 粒＝いぼ 粒高＝存在しなかった …

２学期が始まって、待ちに待った新校舎。 なにもかも新しい（机は買えなかった）ものばかり。 しかし社会というものは、そんなに甘くなかった。 なんと体育館の完成が遅れて２学期の終わりごろまで使えないというんです。 当然、全校集会も校舎の中で一番長…

俄然気合いが入ったのが１年生です。 なにしろ部員が一気に半分以下になって、練習出来るチャンスが増えたのですから。 それに、団体戦は６人なので、ちょっと頑張れば新人戦からレギュラーを取れます。 「棚からぼたもち」ってこの事を言うんですね。 浮足…

総体が終われば３年生は引退ですので、当然２年生の中からキャプテンが選ばれます。 当然監督が決めるのですが、２年生の中で誰がなるのかそわそわしているはず。 ・・・・だったのですが、そうわならなかった。 なぜって、２年生６人全員が卓球部を辞めると…

そしてついに３年生最後の総体です。 と言っても総体の記憶は全くないので行ってない（連れてってもらえなかった？）かもしれません。 なにしろ、総体が終わればあの怖い「熊先輩」が居なくなる、そんな事ばかり考えてましたし。 それに２年生が６人いるにし…

そしてこの戦型О君にどんぴしゃ嵌まってしまったんです。 なぜって、もともと彼は姿勢が悪くて右肩が下がっていたのです。 背は高くなかったのですが、痩せててすばしっこく、構えからカットマンそのものでした。 そんなんでしたから、カットの切れはなくて…

当時、卓球についての本や映像なんか全くなくて、ラケットすら２カ月に一度行くかどうかの「商店街」にあるスポーツ店で買いました。 そんな中でそのО君はカットマンになると宣言したのです。 衝撃でした。 なぜって、「カットマン」ってなんの事かさっぱり…

３年生については紹介しておりますし、２年生についてはその後の「事件」のせいでほとんど書くこともないので、９人いた一年生を紹介しておきます。 みんな小学生の時に卓球はかじった程度ですが、それはそれでやはり運動神経のいいやつとか、何やっても器用…

中学生になって卓球出来る事よりうれしかった事が自転車通学でしたね。 ０章でも書きましたが自転車通学したくて野球部に入ろうとしたくらいですから。 しかも新車ですよ「新車」 おじさんが乗ってたブレーキなしの競技用自転車が「ポルシェ」なら私にとって…