前夜祭2
二人の状況を近くで観ていた直木賞作家がいたらと想像してみます。
4人掛けのテーブルに料理を目の前にして横ならびで座る男二人。
初老の男性と中年の影がしのぶ二人は、ただならぬ関係になって10年以上になる。
中年男「大事な話ってなんですか?」
初老男「そろそろ終わりにしたいんだ」
中年男「なんで急に!いままでリスペクトしながらうまくやってきたじゃないですか」
初老男「君はまだ若い、結婚して普通の生活しなさい」
中年男「二人の10年はなんなんだったんですか?」
初老男「・・・・・・」
二人は料理を前にして無言でうつむくだけだった。
実際の二人の状況は・・
4人掛けのテーブルに料理を目の前にして横ならびで座る男二人。
30代男「40代さんおっせ~~」
50代男「しょがないよ、40代さんはトイレも長い人だし」
30代男「近くにいるはずなのに何してるんだろう」
50代男「腹減ったから食べてていいかな?」
30代男「それはまずいっしょ、一緒に食べないと」
50代男「食べたって言わなければわからないよ」
30代男「せめてもう5分は待ちましょう」
50代男「わかった・・・・・・」
二人は料理を前にして無言でうつむくだけだった。
ちなみに40代さんの名誉のために言えば、二人へのプレゼントのラッピングにとまどって遅くなったそうです。
愛と青春の旅立ち【訳詞付】- Joe Cocker & Jennifer Warnes
映画館で聴いたら感激ものでしょうね。
誰と観るかも問題ですが。