第1章 朝練
確か熊先輩の発案だったと思いますが朝練が始まりました。
野球部が朝練習してた事や、吹奏楽ですら肺活量を増やすためにランニングしてた事で誰も異論もなく始まりました。
朝30分位早く登校してランニングやらトレーニングやって基礎体力をつけるというものです。
もしかしたらせっかく運動部に入ったのにそれらしいことしてない一年生を不憫に思ったのかもしてません。
基本先生は居なくて台も出さなかったように思います。
時間もないので毎日運動着で授業受けてました。
と、そんな時に隣のおしゃべりな女子が私に言いました。
「教室が息もできない位に臭い」と
そうでしょうしょうでしょう、男子の半分は汗臭い格好で教室に居るのですから。
シャワーとかあるわけもなく、そういう苦情はじっと我慢して無視してました。
その女子が「息もできない位愛してる」そんな男性に巡り合ってる事を祈ります。
Chicago - Hard To Say I'm Sorry (stereo sound)
当時素直に謝れなかった女子にこの曲を捧げます。
当時、湯川れい子氏に「気でも狂ったか」といわしめた曲です。
がんこおやじが泣いて謝ってようなもんかもしれません。
社会人になってからはあやまるのが特技となりましたね。
間違ってなくても反射的に謝ってしまったり。