第0章 四八豪雪
小学6年生の冬は地元では忘れられない「四八豪雪」でした。
人生の中でほとんど経験のない位の雪でしたね。
仕事で心電図撮ってる時「深雪」という女の子と出会いましたが、恐る恐る訊いたらやはり四八豪雪の時に生まれて親に名づけられたと言ってました。
親父は出稼ぎで平塚にいるし、残ったのはよぼよぼのじいさんと農家に嫁ぎたくなかった母、そして高校受験の姉です。
もう卓球どころではありません。
学校が終わったらとっとと帰って明るいうちに雪かきと雪下ろしです。
が、今にしてみればこの時の経験が少なからず卓球に役立っているのかと思います。
雪かきだけでも足腰の鍛錬になりますし、滑る屋根の上での雪投げなんて下半身とそのバランスの訓練以外のなにものでもありません。
屋根からはしょちゅう落ちましたが、そこでも反射神経が鍛えられます。
落ちる時はまずスコップを投げ捨ててから落ちます。
でないと、後から落ちてきたスコップに「反撃」されます。
ので、落ちそうになっらた瞬時にスコップを投げ安全そうなところを見つけて落ちて行くのです。
だからと言って皆様にはお勧めしませんが。
フービースノウの詩人です。
雪といえば単純に彼女を思い出します。
でもこの曲は雪が降ってる夜と雰囲気がそっくりなんです。
本当に雪が降ってる時って静かなんですね。
朝起きた時の積雪の恐怖なんて想像できないくらいに静かです。