第0章 妄想の時代
やっと6年生になって、思いっきり卓球が出来ると思ったが、周りの同級生は他の遊びを見つけて卓球をやらなくなってしまった。
ポートボール(バスケのご先祖様)やバック転だったり・・・・
まぁおかげで打てる回数は増えましたが、それ程夢中にはなれなかったように思います。
上手になっても、相手もうまくなってるから勝てないし。
ただただ返すだけのお遊びだったし。
でも3こ上の姉が中学校で卓球部に入っていたせいで、漠然と楽しそうだなぁと思い始めてた。
この姉が強烈な個性の持ち主で、俗に言う負けず嫌いかな、試合の日は物凄くテンション高かったし、負ければ本気で悔しがってた。
当時は総体と言えども親が大会の応援に行くことはなかったので私も観に行くことはできませんでした。
もっとも地区大会は、その地区で一番大きい中学校の体育館だったので、応援する場所もなかったですね。
当時は卓球の本なんかなかったし、情報を得る手立てもわからなかった。
なもんで、卓球に関しては「妄想の時代」だったです。
Neil Sedaka - Laughter In The Rain [w/ lyrics]
ニールセダカ 雨に微笑みを です。
私が中学生の頃には「過去の人」だったのに、いきなりこんな美しい曲でヒットを飛ばして、「アメリカの懐の深さ」を思い知りました。
今でもこの歌詞には助けられてます。
雨が降ってる時こそ笑顔で過ごそう。
=辛い時こそ笑って過ごそう。
そんな意味に勝手に解釈して聴いてます。